この映画をおすすめしたい人
- 浦沢直樹さんの漫画が好きな人
- 人間ドラマに興味がある方
- SFやミステリーが好きな人
- ノスタルジックな雰囲気を楽しみたい人
あらすじ
少年時代に描いた『よげんの書』が現実となり、
人類滅亡の危機に直面するケンジ。
謎の組織『ともだち』の陰謀が深まる中、
幼馴染たちとともに組織の陰謀を止めるために立ち上がる。
予告
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感想
少年たちの予言が現実になる恐怖
子どもの頃に、遊び半分で書いた
予言が現実になって行くというのは
なかなかの不気味さを放つ。
子どもの頃の記憶なんて、ほとんどないので
え?そんなこと書いた?と身に覚えのないこと
ばかりだと思う。
当時の友人たちと記憶をすり合わせながら
徐々に、自分の書いたことが、
現実になっていくというのは、
実際にそんなことになったら、
不思議な思いと罪悪感で潰れそうだ。
予言と言いつつも、予言の書に
書いてあることを、そのまま現実に
起こしていくというのがさらに恐ろしいこと。
子どもは、純粋な分、
悪びれず、とんでもないことを
思いついたりするので
それを現実にしていくというのは怖いことだ。
多様な人物たち
当時を思い出しながら、
問題解決に向かうのだが、
同級生が多くて、キャラの把握が大変。
子ども時代のキャラと大人になった姿が
うまくリンクせず、物語の理解に
時間がかかったりしてました。
登場人物が多い分、
いろいろな関係性があって
物語ができあがって行くのも
この映画の魅力なのかなと思う。
洗脳の恐ろしいこと。
この物語に出てくる
支配者と言えるのが
「ともだち」である。
宗教的に洗脳して
信者を増やしていくというのも
誰にでもできるわけではない。
ましてや、顔も隠した状態で
そのような求心力を発揮するなんて
ともだちとは恐ろしい存在である。
第一章ということで、ともだちに
関しては、ほぼ謎のままで終わるが
その不気味な存在感は、十分に発揮された作品だった。
まとめ
子どものころ冗談で書いたようなものが
現実になるという設定は、
なかなか新しいなと思う。
誰かの書いた、未来予測を
実現しようという人がもしいたら、
現実的にいたならそれは本当に怖いなと
イメージが膨らむ作品でした。
個人的には、あまりテンポが良かったとは
思えないので、もう少しテンポよく、
時間も短めにまとめて欲しかったというのが
正直な感想でした。
キャスト
✅ 監督 堤幸彦
✅ 唐沢寿明(ケンヂ役)
自分の書いた預言書が
現実になって、世界が悪い方に
進んでいくというかわいそうなことに。
自分の経営するコンビニは燃やされるは
最終的に爆発に巻き込まれるはで
終始、かわいそうな展開が続く。
✅ 豊川悦司(オッチョ役)
キャラが良い。
少し異彩を放つキャラは
この方以外には演じられない気がする。
✅ 常盤貴子(ユキジ役)
ケンヂたちの秘密基地に
出入りしていた、唯一の女性。
柔道をしているため強い。
✅ 香川照之(ヨシツネ役)
気弱そうな感じだが、
縁の下の力持ちのような
存在感を出している。
✅ 石塚英彦(マルオ役)
あまり印象に残らないキャラでした。
✅ 宇梶剛士(モンチャン役)
海外にいったりしている
ダンディな役どころ。
✅ 生瀬勝久(ドンキー役)
幼少時のキャラが濃い。
知りすぎるといけないという
典型的な例だった。
✅ 佐々木蔵之介(フクベエ役)
ロボットのコントローラーを
奪おうとするものの転落してしまう。
結果ロボットは止まらず、なんだか
無駄死にになった感じだった。
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