あらすじ
ニューヨークで画廊を経営するパトリースは、経営難に悩まされていた。
一方、裏社会で生きるゴードンは、パトリースのことを知り
犯罪で得た資金を洗浄する方法を思いつく。
ゴードンはパトリースの画廊を利用し、仲間のレジーを架空のアーティストにして
マネーロンダリングを計画。パトリースは手数料を得るために協力するが、
レジーの絵が、予想外にアート界で注目を集める。
注目を浴びることを良しとしない裏社会と
アーティストとして売り出したいパトリース
両者の思惑が裏社会とアート業界とのコメディとサスペンスを巻き起こす。
予告
この映画の3つの見どころ
この映画の3つの見どころ
- ユマ・サーマンとサミュエル・L・ジャクソンの化学反応
- アートと犯罪の皮肉な融合
- 社予測不能なコメディとサスペンスの展開
ユマ・サーマンとサミュエル・L・ジャクソンの化学反応
ユマ・サーマン演じるパトリースと
サミュエル・L・ジャクソン演じるゴードンの掛け合いは、
映画の大きな魅力。
ユマのクールでシニカルな画廊オーナーと、
サミュエルの威圧的かつユーモラスな犯罪ボスの対比が、
軽快な会話と緊張感を生み出します。
特に、2人が計画の綻びを巡ってぶつかるシーンは、
両者の演技力が炸裂し、コメディとスリラーの
バランスを絶妙に保っています。
アートと犯罪の皮肉な融合
殺し屋レジーが描いた絵が、意図せずアート界でバズる展開は、
現代アート業界への皮肉とブラックユーモアに満ちています。
マネーロンダリングの道具が
「芸術作品」として持てはやされる状況は、
価値観の歪みや社会風刺を浮き彫りに。
視聴者はアートと犯罪の奇妙な交差点を楽しみつつ、
深読みしたくなるポイントです。
予測不能なコメディとサスペンスの展開
計画が予想外の方向に進むドタバタ劇は、
笑いとハラハラが交互に押し寄せる本作の核。
レジーの正体がバレそうになる緊迫感や、パトリースが窮地を切り抜ける機転、
さらにはアート界の風変わりなキャラクターたちが、
観客を最後まで引きつけます。結末の意外性も見逃せません。
映画「ザ・キル・ルーム」全体の感想
ブラックユーモアが炸裂!軽快なコメディの魅力
『ザ・キル・ルーム』は、ダークコメディとして
抜群のテンポで笑いを誘います。殺し屋レジーが描いた絵がアート界でバズる展開は、
現代アートのバブルを皮肉ったユーモアが秀逸。
特に、ユマ・サーマン演じるパトリースが、
犯罪絡みの計画を必死で取り繕う場面は、
シリアスさと滑稽さのバランスが絶妙。
ゴードンが放つ毒舌も、軽快なリズムを加速させ、
観客を飽きさせません。
パトリースとゴードンの掛け合いも魅力的な映画です。
アートと犯罪の交錯が生む独特のサスペンス
本作の核は、アート業界と裏社会の意外な接点。
マネーロンダリングのために始まった計画が、
レジーの絵がバズったことで制御不能になり、サスペンスとしてハラハラさせます。
コメディとして、起こりとしては面白い展開です。
パトリースが画廊の評判と犯罪の隠蔽を両立させようと奔走する中、
FBIの捜査やアート界の風変わりな人物たちが絡み、
緊張感もユーモアな展開も途切れない。
特に、中盤でレジーの正体がバレそうになるシーンは、
手に汗握る展開で、クライムスリラーの要素をしっかり届けます。
最後は、本来は犯罪であるはずのものを、宣伝として見せたところは
本当に面白い仕掛けでした。
ユマとサミュエルのスター力が牽引するキャストの魅力
ユマ・サーマンとサミュエル・L・ジャクソンの二人の掛け合いは、
この作品の魅力の1つです。
ユマのパトリースは、追い詰められながらも機転を利かせる強さが魅力的で、
彼女のクールな表情が物語に深みを加えます。
一方、サミュエルのゴードンは、威圧感とユーモアを見せてくれます。
殺し屋とアーティストという二面性を見事に演じきり、
作中での心情の変化を見事に表現してくれました。
パトリースの助手やライバル、記者など周りを固めるキャスト陣も
魅力あるキャラが多く、最後までストーリーを楽しませてくれました。
22年目の告白-私が殺人犯です キャスト紹介
ユマ・サーマン(パトリース・キャパロ役)
画廊オーナーであり、経営難から犯罪に巻き込まれる。
巻き込まれるというか、悪いことに手を出すと
そうなるのは当たり前かなと感じますけどね。
画廊オーナーとしての、クールでタフな魅力が全開。
最後の最後で、成功を引き寄せるところが魅力的。
窮地から成功をつかみ取る展開はスカッとする。
サミュエル・L・ジャクソン(ゴードン・デイヴィス役)
裏社会のボスで、マネーロンダリングの計画を立てる。
愉快さと威圧感を備えもつ、裏社会のボスっぽい人。
ジョー・マンガニエロ(レジー・ピットマン/ザ・バッグマン役)
思うがままに、絵を描いてみたら、
なぜか話題になってしまう。
本来の商売道具であるビニール袋
それすらも芸術になってします
アート会は不思議な世界である。
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