あらすじ
代々特殊な力を受け継いできた日出家と棗家。
日出家の分家に生まれた涼介は修行のため本家に行くことに。本家で同じ年に生まれた跡取りの淡十郎と出会うが、涼介は従者扱いにされる。
一緒に通う学校には、ライバルの棗家の跡取り広海がおり、涼介は淡十郎と広海に振り回され散々な高校生活を送ることに。
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感想
✔能力が活かされてない
琵琶湖の神の力によって不思議な力をもつ、日出家と棗家の争いを描いたものかと思ってみてました。
争いとはいえ、両家力を持つ同士には力が効かないという設定。そのため力を使った争いのようなものが全くない。力を使う機会がほとんどない。せっかく両家力を持っている割には映画の中ではあまり役立ってないような。
ところが、琵琶湖と関係ない秋田の八郎潟のおじいちゃんの登場により、両家が協力するような流れに。これはこれでありな展開にはなりました。
その流れでも能力は役に立たず。
なぜなら琵琶湖より秋田の能力が強すぎてバランスが崩壊したため。日出と棗の能力は結局ほとんど意味をなさない展開に。
✔設定上不思議だったこと
コメディっぽい話なので、あまり細かい点につっこまないほうがいいとは思うのですが、ん?って思うものもあったりします。
バランスを崩しかねない設定ですが、理由は語られず
学校生活のシーンを見る限り、棗は気にせず能力を使いまくっている。
本当に誰にもばれていなかったのでしょうか。
最初に校長と対峙した時に、師範は時間を止められたうえで解除されている。なので、この時点で解除できることは証明できているような。
でも秋田のおじいちゃんは琵琶湖で力が使えている。秋田の神様が力を与えすぎたということですかね。秋田の力は日出・棗にも効果があり秋田の力はとにかく飛び抜けている。
✔個人的な見どころ
淡十郎は、実は力もないのにとりあえず偉い態度をとるところ。濱田岳演じるキャラは面白い。役柄が偏ってきたイメージもありますけど。お供としての涼介役の岡田将生もよかったと思います。
映画後半の映像は頑張っていたと思います。海が割れるシーンからは割と映像でがんばった作品だと思いました。
まとめ
最終的に、日出も棗もハッピーエンドみたいな展開で終わります。
しかし秋田のおじいちゃんこと源じいは違います。結局なんの解決にもなっていないところが切なくなります。
世の中、記憶を失くしたままのほうが幸せということでしょうか。
キャスト
監督 水落豊
濱田岳(日出淡十郎役)
殿様キャラが似合っている。潜在能力はすごいと言われているが劇中どれほどすごいのかはわからないまま。
岡田将生(日出涼介役)
淡十郎のお供として苦労する高校生活。お供としてキャラがあっている。
深田恭子(日出清子役)
能力を持つ者にも能力が効くというチート設定の引きこもり。
相手の考えが読めるそうですが、読みたいときに読めると思いきや相手の考えが流れ込んでくるようなことも言われている。流れてくるのは嫌ですね。
気を失って倒れるシーンはもう少しうまく倒れて欲しかった。
渡辺大(棗広海役)
日出家よりも能力的にいろいろできてしまう。ライバルの割に性格が良すぎる。
どちらからというと主人公側がこういう真面目キャラのほうが多いですけどね。
貫地谷しほり(藤宮濤子役)
新しく師範として着任。代表として日出家の会議に出たりしてますが実は日出家は人材不足なのかもしれません。
笹野高史(源治郎役)
日出家に奉公にきた理由がわかりませんが、記憶を消されて60年も経過するという悲劇。劇中で一番かわいそう。思い出さないというのが本当に一番いい結果なのかもしれませんね。
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