
こんにちは!
今回は、和田竜氏のベストセラー小説を
大野智さん主演で実写映画化した
『忍びの国』をご紹介します。
「忍者」と聞くと、
闇に潜んでひっそりと
任務を遂行する姿を
イメージしますよね。
しかし本作は、
国同士の大きな戦が舞台。
もはや「忍んでいる場合ではない」
ド派手なバトルが繰り広げられます!
やる気はないのに
最強な主人公・無門のキャラクター性や、
見応え抜群のアクションシーンの魅力。
そして、作中で描かれる「忍者の非情さ」と
現代社会への風刺について、
個人的な違和感や
「性善説」の視点も交えながら、
本音でじっくりと語っていきます。
『忍びの国』を今すぐ視聴するならこちら▼
『忍びの国』予告映像
作品情報・あらすじ
作品情報
- 制作年:2017年
- 監督:中村義洋
- 上映時間:125分
あらすじ
時は戦国時代。
織田信長が天下統一に向けて
勢力を拡大する中、
その魔の手が伸びていない
唯一の地が「伊賀国」だった。
伊賀に暮らすのは、人を人とも思わず、
金のためなら肉親さえも裏切る
冷酷非情な
「虎狼の族(ころうのぞく)」と
呼ばれる忍者たち。
そんな常人離れした能力を持つ
伊賀者たちの中でも、群を抜いて
史上最強の呼び声高い忍びがいた。
その名は、無門(むもん)。
普段は怠け者で、
とにかく働くのが大嫌いな無門だったが、
安芸国からさらってきた
最愛の妻・お国に
「稼ぎがない男は家に入れない」と
閉め出され、しぶしぶ金稼ぎのために
動き出すのだった。
『忍びの国』はどこで見れる?
| 配信サービス | 配信状況 | 無料期間 |
|---|---|---|
| Prime Video | レンタル | 30日間 |
| U-NEXT | レンタル | 31日間 |
| NETFLIX | 見放題 | なし |
※一番のおすすめはPrime Videoです。
※2026年7月時点での情報です。
映画『忍びの国』をおすすめしたい人
この映画をおすすめしたい人
- ギャグ要素を交えた痛快な超人アクション映画が好きな人
- 普段は頼りないが、いざという時に圧倒的に強い主人公に惹かれる人
- 戦国時代の歴史や、忍者という存在の新しい解釈に興味がある人
『忍びの国』ネタバレレビュー
ネタバレありレビューだよ
ここからは、映画『忍びの国』をネタバレありでレビュー!
ネタバレが嫌な方は、映画を見てからのぞいてね。

忍ばない」超人バトルと、川のシーンで見せた「本気」の泥臭い殺陣
本作は従来の
「ひっそり裏で暗躍する忍者」の
イメージを覆し、
人間離れした身体能力を持つ
伊賀者VS織田軍の、
派手でぶっ飛んだバトルが展開されます。
中には演出が少々過剰で、
ややギャグっぽく見えてしまう
「ぶっ飛びすぎなシーン」もありますが、
だからこそ後半の「川のシーン」で
行われる1対1の戦いが
強烈に引き立ちます。
無門と下山平兵衛が
激突するクライマックスは、
ワイヤーアクションに頼りすぎない、
お互いの手が目まぐるしく交差する
真っ当でリアルな殺陣。
この手数と緊迫感に満ちた
泥臭いアクションこそが実に見事で、
「終始このシリアスな本格路線で
いってほしかった」と
思わされるほど、
役者陣の熱量が伝わる
屈指の名シーンでした。
やる気ゼロの最強男・無門と、頭の上がらない愛妻・お国の愛おしい関係性
最強の力を持ちながら、
普段はとにかく
ダラダラしていたい無門。
この「やる気があるのかないのか分からない」
というキャラクター造形が
実に魅力的です。
あれだけ冷徹で、敵を前にすれば
淡々と人を斬り捨てるような
男なのに、妻のお国にだけは
一切頭が上がらないという
ギャップがたまりません。
お国に家から閉め出され、
なんとか気に入られようと
必死にやりとりする
二人のコミカルな
夫婦漫才のような日常は、
殺伐とした戦国描写の中で
とても微笑ましく、
作中における
オアシスのような存在に
なっていました。
「心なき伊賀者」が現代に繋がる忍びの国の結末と、感情描写への違和感
作中では、伊賀の忍者たちが
「金のためなら
人の心をも捨てる存在」
として描かれ、
ラストには
「こうした心ない者たちの血が、
巡り巡って現代の世の中に
広がっていったのだ」
というメッセージで
締めくくられます。
しかし、現代社会に
悲しい事件があるとはいえ、
私たち現代人が
この伊賀の忍者ほど
冷酷かというと、
決してそうではないはず。
むしろ人間は本来
「性善説」的な
温かさを持っており、
育つ環境や
追い詰められた状況こそが
人を変えてしまうのではないか、
と考えさせられます。
物語全体として、
そうした「人の心」にまつわる
感情の描き方に
少し粗さを感じる部分もありました。
例えば、北畠の娘(北畠八重)が、
侵入してきたばかりの無門を
なぜかすぐに信じて
「やることはやった」と
自害してしまうシーンなどは、
感情の移り変わりが急すぎて、
いまひとつ
感情移入しきれなかったのが
正直なところです。
こうした人物描写の丁寧さがあれば、
テーマ性も
さらに深く伝わったのでは
ないでしょうか。
さっそく内容を確認したいかたはこちらから▼
まとめ
映画『忍びの国』は、
エンタメ性の高い
超人アクションと、
終盤の本格的な
殺陣のコントラストが光る
作品です。
やる気のない
最強の男・無門の
キャラクターや、
お国とのチャーミングな
夫婦の対話は、
今見ても非常に魅力的です。
一方で、
「心なき忍者の系譜が
現代社会へ続く」
という着地や、一部キャラクターの
唐突な行動には
少し疑問が残る部分もありました。
ですが、だからこそ
「人間は本来善なるものであり、
環境こそが人を変えるのではないか」
という、性善説に基づいた
新たな視点や気づきを
観客に与えてくれる
作品でもあります。
ただのアクション映画に留まらず、
人間らしさとは何かを
改めて考えさせてくれる一本です。
主要キャストと併せて観たいおすすめ作品
大野智(無門役)
伊賀一の腕前を誇る、
史上最強の忍者。
普段は極度の怠け者で、
金のためだけに動く。
しかし、妻のお国にだけは
めっぽう弱く、
彼女に認められたい一心で
戦いに身を投じる。
その他出演作品:怪物ランドのプリンス!
▶映画 怪物くんはこちらから
石原さとみ(お国役)
無門が安芸国からさらってきた
武家育ちの妻。
凜とした美しさと
気の強さを持ち、
生活能力のない無門を
叱り飛ばしながらも、
心の奥底では
彼を深く案じている。
その他出演作品:ガッジーラって発音がいいよね
▶映画シン・ゴジラはこちらから
鈴木亮平(下山平兵衛役)
伊賀の冷酷なあり方に
疑問を抱き、
祖国を裏切って
織田軍へ味方する
生真面目な忍者。
無門とは対照的に義理堅く、
己の信念のために
無門と激しい
一騎打ちを繰り広げる。
その他出演作品:まさかこの作品を実写で見る日がくるなんて
▶映画HK/変態仮面はこちらから