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九月の恋と出会うまで ネタバレ映画感想 安心して見れる展開の恋愛ドラマ


(C)松尾由美/双葉社 (C)2019 映画「九月の恋と出会うまで」製作委員会

あらすじ

マンションに引越してきた志織。ある夜、エアコンの穴から、声が聞こえる。声の主は2Aに住む平野。1年後の未来から声をかけていると言う。

志織は最初こそ信じなかったが、平野がこれから起こることを、次々に言い当てるため信じことに。そこから平野からの依頼をこなしていく。

予告編

感想

安心して見れる恋愛映画です。

特に、大きなひねりがあるとか、ドロドロしたものがあるとか、そういうものがなくて、おおむねこうなるだろうなという
予想通りの幸せな展開が続いていくので、本当に見ていて安心できる映画。ある意味、最初から最後までぶれない。寄り道せずにまっすぐラストまで進む映画でした。

タイムパラドックスものになりますが、声だけ飛んでいくというのは、あまり見ない展開。平野が特に科学者などではないのですが、平野の持論だけを信じて、熱弁をふるう姿は、現実だと「やべえやつ」にしか思えなかったのですが、それを信じるのは、2人がよほど純粋か思いあってるかのどちらかしかないですね。

映画「タイムマシーン」では、歴史の復元力が働き過去を修正しようとするが、修正できないという展開でしたが、これもどちらかというとそちらに近い考え方かなと思います。

違うのは、歴史が元に戻ろうとする力が弱いということぐらいでしょうか。死ぬはずの人間が生きているだけで、これから出会う様々な人に影響を及ぼすと思うのですが、ある意味、そんなに影響ないよってことですかね。

この話の展開で行くと、失敗したら存在が消えるみたいな話になっていました。志織の死んだ世界では過去を変えた場合に
どうなっているのでしょうか。

パラレルワード的なものが存在しないと考えると、未来では死んだはずの志織が過去を変えたことで、復活するということが起こりえるかもしれません。この幸せな世界の中では、そういうことも起こっているかもなと思いました。

まとめ

あまりひねりはないですね。水戸黄門みたいです。そういう幸せな展開をとりあえず見ていたいという人には、おすすめかと思います。紆余曲折は本当にないです。逆にひねった展開が必要な人には、物足りないと思います。

あとは、出てくるものがいちいちおしゃれです。良い暮らししてるなって思いました。そういうのも視点としては楽しめると思います。

キャスト

監督 山本透

高橋一生(平野進役)
タイムトラベルについて、持論を展開して志織を救おうとする。家から出させる方法が、自分を尾行させるというのは何度も見てもなぜ尾行なのかがわからない。

川口春奈(北村志織役)
いきなりエアコンの穴から声が聞こえてきて、尾行しろとか言われたら疑うしかない。とても素直な子で良かった。素直さがなかったら助からなかったでしょう。素直って大事。平野の何に惹かれたのかはちょっとわからなかった。

古館佑太郎(森秋真一役)
帰国するなり、よりを戻そうとする男。そこまで考えている、本気だという割にあきらめが早い。本気度は疑問だが、身を引くのが早いので、この話に荒波をたてることもなかった。

ミッキー・カーチス(権藤役)
平野の必死の願いにも、殻を破るまでは部屋を移ることを許さなかったらしい。なかなか頑固なおやじではないか。

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