あらすじ
担任教師に自殺する催眠をかけられたクラスの生徒たち。ある行動をすると自殺してしまうという催眠。自殺に至る為のシグナルとなる行動は100個。催眠を解除する方法を探して生徒たちは協力あるいは対立していく。
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感想
☑要は映画「バトル・ロワイヤル」みたいなもの
視聴した印象としてイメージに近いものは「バトル・ロワイヤル」。
いろいろ違いはあるし、武器は持っていないので、殺し合いというわけではないですが、結果的に近いものにはなっていたと思います。
☑自殺に至るシグナル
自殺に至るシグナルが100個もあり、しかも日常やりそうなことばかりなので逃れるのは結構大変です。明らかに助かる見込みのないシグナルも判明して絶望感を与えるには良い設定だったと思う。
もっと早めにそのシグナルが判明したら、バトル・ロワイヤル的な話になっていったと思いますが、そのシグナルが判明したのは、わりと映画の終盤だったのでそこまでの展開には至らず。
シグナルの100個については、担任の下部が注意していたことと言うのは面白い設定だし、完全ノーヒントというわけでもなく考えたシグナルだなと思いました。
その他のシグナルが図書館の本にあるというのはどうかなと思いました。しかも都合よく日本語版もあるとか。意外と先生優しいですね。
でも、シグナルがわかったところでどうにもならない設定があるので、これはあきらかにわかるように下部が準備したとも考えられます。そこまでは映画では出ないので、ほんとのところはわかりません。
シグナルの中でちょっと残念なシグナルは、同時に指さされたらというシグナル。
そしてどう解釈したらいいのかと考えたシグナルが、酒を浴びたらいけないというシグナル。映画ではカッパを着て防ぐシーンが見られましたが、カッパならOKだけど、洋服にかかるのはNGなのか?とちょっと疑問が湧いたシーンでした。
あまり深く考えるものでもないですが、ちょっとシグナルで気になったものはそれくらいです。
☑自殺方法いろいろ
生徒が36人もいるので、催眠にかかった結果いろいろな死に方があります。
死に方が良かったというのもなんですが、思いつく限りいろいろなバリエーションが用意されていました。
自殺のバリエーションが多くて良かったというのも、なにか不謹慎な気もしますが、パターンが多いというのは映画的には素直に良かったと思いました。
個人的にやりたくないなと思ったのは、頭ぶつける系。一番痛そうだし、何回も痛みに耐えないといけないので。
他にもいろいろありましたが、本当によくこういうの思いつきますよね。
☑下部はどうやって生きてたのか
下部は教室から飛び降りたんですが、あれはどうやって助かったのか。まったく説明がないのでこれだけは疑問ですね。何かしかけていたのでしょうが。この生きてた理由がわかりません。
最後のシーンも、なぜあんなところにいるのか。なぜ警察は下部の元にたどり着けなかったのか。
この映画の顛末は、結果的にあまりスッキリせずに終わってしまいます。もう少し終わり方はなんとかできなかったのかというのが正直な感想です。
まとめ
この映画のキャストで、橋本環奈以外に目立ったキャストがいないような気がします。橋本環奈がまず変な自殺をするわけがないので、助かることはまず間違いないなと展開が読めてしまいます。
展開が読める中でも、良いキャラクターがいて、ハラハラドキドキ感を与えてくれるのですが、そういう部分もあまりなく、それほどひねりのない展開で、予想通りに橋本環奈が助かります。
もう少しキャストやストーリー展開に工夫があればもう少し面白かったかなと思います。個人的に嫌いではないですし、楽しめましたが、展開に起伏がない映画だったなというのが素直な感想です。
キャスト
監督 竹葉リサ
橋本環奈(樫村怜奈役)
クラスの女子からは疎まれ、男子からはモテるというこの映画のヒロイン。
小関裕太(榊蒼汰役)
和田君のお友達。最後は樫村を助けるために犠牲になる。
瀬戸利樹(和田隼役)
真っ先にシグナルに気付き、助かる為に優位に事を進めていく。あそこまで優位に立っておきながら助からなかったのは不思議。
中村獅童(下部役)
自分の好きな生徒たちが死ぬ姿をみて幸せを感じてしまう完全にくるってしまった担任。飛び降りても助かっていたり、事件後どうやって生活していたのかも不明だったり。最後まで謎の多い男。
映画を見るのにおすすめなサイト
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