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世界の中心で、愛をさけぶ ネタバレ映画感想

あらすじ


婚約者が突然いなくなったが、偶然TVに映った婚約者を発見。婚約者がいたのは、故郷だった。婚約者を追って故郷に戻った朔太郎は、高校時代の恋人、亜紀との思い出を思い出していく。

感想


・偶然TVに失踪した婚約者が映りこみ、それが婚約者だとすぐに気付く。
・ついた嘘が現実になってしまう。
・朔太郎の昔の恋人との思い出の日も台風が来ていて、今回も台風が上陸。
・婚約者が実は恋人と関りがあったなどなど。

様々な偶然が起こりすぎて、少し現実離れしすぎた感があり、あまり感情移入できなかったというのが本音。

今であれば、いろいろな連絡手段があったところカセットテープで声を吹き込みあうというのは時代を感じる。今では、絶対共感できないことだ。

有名どころのシーン「助けて下さい」のところは、期待値が高すぎた。

どういう状況でそうなるのかと思ってみていたんですが、そりゃそんな無理させたらそうなってしまうよという理由だったのでがっかりしてしまった。

そして、幼少期の婚約者。この子が事故にあうのはまさかだった。こうでもしないと、この物語の終わりにつながらないのかもしれないのですが、テープを届けるという望みすら、生きているうちにかなわないという、何とも亜紀があまりにも報われない展開に悲しくなってしまう。

朔太郎についても、特に亜紀の最後のテープを受け取っていないにも関わらず、新しい婚約者ができているところを見ると、そのテープがなくても、前に進んでいるようにも思えるので、このあたりの展開はどうなんでしょう。

例えば、テープを受け取り婚約へと進んでいくという展開のほうが良かったようにも思えます。

まとめ


朔太郎と亜紀が惹かれ合うというところから、きっかけがまずなくてなぜカップル成立まで至ったのかが良くわからないこと。

何より、この部分が大きすぎて、その後の展開に感情移入ができない。

いろいろな偶然が重なりすぎたり、重症患者を海外に連れ出そうとするような無謀すぎる展開が、やや無理がありすぎる。そのため、感情移入できない。

いろいろな要因が重なりすぎて、ちょっと人の死を扱っている割には、軽く感じる物語になってしまったと感じた。有名になってたので、視聴する前に期待値が上がりすぎたのも問題だった。

キャスト


監督 行定勲

・大沢たかお(大人の朔太郎役)
婚約者の律子を追って故郷に帰る。婚約者を追っていったのか、亜紀の思い出を探しにいったのかよくわからない。森山未來よりもかなり背が高いんですね。身長差もありすぎてちょっと気になりました。

・柴咲コウ(律子役)
婚約者に黙って失踪するのは良くない。黙って言った理由はなんだったのかがつかめなかった。主人公カップルの仲介役をかったばかりに事故にあいおそらく足を悪くしたんだと思うが、親はよく何も言わなかったものです。

・長澤まさみ(亜紀役)
頭脳明晰、スポーツ万能という設定。病気になった後は、ほぼ救いがなくかわいそうだった。

・森山未來(高校生の朔太郎役)
主人公なんですが、今一つ感情移入ができない。夜の病院に忍び込んだり、婚姻届け持ち出したり、病人をオーストラリアに連れて行こうとしたりなどなどちょっと現実離れしすぎたかな。

・山崎努(重蔵役)
墓から遺骨を持ってくるように高校生にお願いするやばい人。そこまで想っているといえば聞こえはいいけれど、ちょっと行き過ぎていて、ストーカーに近い感覚。でも、主人公カップルの良き理解者といった感じ。

類似作品も紹介するのであわせてごらんください。

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