
ある日突然、
目が合っただけで殺意を向けられ
襲われるようになったら……?
映画『またヴィンセントは襲われる』は、
そんな究極の不条理と
狂気に巻き込まれる男を描いた
サスペンス・スリラーです。
理由も解決策も分からないまま
暴力を振るわれる緊張感と、
どこか応援したくなる
主人公が魅力の作品です。
今回は、映画
『またヴィンセントは襲われる』
のネタバレを含む感想や、
この不条理な世界の
結末に対するリアルな評価を
お伝えしていきます!
『またヴィンセントは襲われる』を今すぐ視聴するならこちら▼
『またヴィンセントは襲われる』予告映像
作品情報・あらすじ
作品情報
- 制作年:2023年
- 監督:ステファン・カスタン
- 上映時間:109分
あらすじ
デザイン会社で働く
ごく普通の男性ヴィンセント。
ある日、彼は
職場のインターン生から
突然文房具で襲撃されます。
当初は相手が
精神的に不安定だったのだろうと
許したヴィンセントでしたが、
翌日には別の同僚からも
猛烈な暴力を振るわれてしまいます。
理由も分からないまま、彼は
「目が合った相手から
無条件で命を狙われる」
という恐ろしい事態に
直面することになります。
『またヴィンセントは襲われる』はどこで見れる?
| 配信サービス | 配信状況 | 無料期間 |
|---|---|---|
| Prime Video | 見放題 | 30日間 |
| U-NEXT | レンタル | 31日間 |
| NETFLIX | なし | なし |
※一番のおすすめはPrime Videoです。
※2026年8月時点での情報です。
映画『またヴィンセントは襲われる』をおすすめしたい人
この映画をおすすめしたい人
- 不条理なシチュエーションや理不尽なパニックホラー・スリラーが好きな人
- 解決策が提示されない「投げっぱなし・未解決系」の映画で考察を楽しみたい人
- 気弱でひ弱な主人公が生き残るために必死に奮闘する姿を応援したい人
『またヴィンセントは襲われる』ネタバレレビュー
ネタバレありレビューだよ
ここからは、映画『またヴィンセントは襲われる』をネタバレありでレビュー!
ネタバレが嫌な方は、映画を見てからのぞいてね。

昭和のヤンキー以下の理不尽さ!一瞬で命を狙われる絶望とヴィンセントの優しさ
目が合った瞬間に
いきなり襲われるという
設定自体が、
あまりにも理不尽で
恐怖を煽ります。
昭和のヤンキーだって
「何ガンつけてんだよ」
という前置きがあるのに、
この映画では問答無用で
いきなり致命的な暴力から
スタートします。
そんな状況でありながら、
冒頭で同僚から襲われた
ヴィンセントは
「彼も平常心じゃなかった」
と許してしまうほどの
心優しい人物です。
だからこそ観ている側は
余計に彼へ同情してしまいます。
ただ、そんなお人好しの
ヴィンセントも
さすがに命の危険を感じた時には
必死で反撃していたので、
「優しすぎて自滅しなくてよかった」
と胸を撫でおろしました。
また、自分と同じ境遇の
仲間がいると分かった瞬間に
少しホッとしてしまうのも、
どこかひ弱で
愛嬌のあるヴィンセントの
魅力ゆえかもしれません。
手錠プレイ風のデートと徹底的に希望の芽を摘む残酷な展開
誰に襲われるか分からない
過酷な日常の中で、
ヴィンセントは飲食店店員の
マルゴーを気に入ります。
しかし、お約束のように
彼女にまで襲われてしまう
展開には
「本当にかわいそう……」
と同情してしまいました。
襲撃対策として
マルゴーに手錠をかけ、
目をつぶらせた状態で過ごすシーンは
「一体何のプレイだ?」
とツッコミを入れたく
なりましたが、
それをおとなしく受け入れる
マルゴーの素直さも相まって
少しシュールな
面白さがありました。
しかし、物語が進むにつれて
世界全体が凶暴化していき、
映画は一切の容赦を
見せなくなります。
目隠しで身を守る対策や
「襲われなくなった」
という仲間の登場で
せっかく希望が見え始めた
かと思えば、
その仲間も妻に拒絶された
ショックで連絡が途絶えてしまう……。
小さな望みが生まれるたびに、
それを徹底的に潰しにかかる
演出の残酷さが印象的でした。
解決策なしの投げっぱなしな結末と、不透明な未来へのリアルな評価
世界中で暴力が連鎖し、
狂気が蔓延していく中で
「どうやってこの事態を
解決するのか」
と期待して観ていましたが、
驚くことに明確な解決策や
原因は明かされないまま
物語は終わりを迎えます。
映画ではこうした
「未解決系・投げっぱなし」
の作品がありますが、
未解決の中にも
「未来に少し望みが残るもの」
と
「未来が全く不透明なもの」
の2パターンがあります。
本作は完全に後者であり、
個人的には
「少し投げっぱなし
すぎるのではないか」
と感じてしまい、
好みが分かれるポイントだと
感じました。
それでも、主人公
ヴィンセントの見た目に
どこか庇護欲をくすぐる
ひ弱さがあり、
最後まで彼を応援したくなる
不思議な愛着が残る作品でした。
さっそく内容を確認したいかたはこちらから▼
まとめ
映画『またヴィンセントは襲われる』
は、理由なき暴力に晒される
男の不条理な戦いを
描いたサスペンス作品です。
作中では明確な解決策が示されず、
未来が不透明なまま終わる
「投げっぱなし感」
があるため好みが分かれる
結末ではありますが、
追い詰められた
絶望的な状況下で魅せる
ヴィンセントの
キャラクター性や
緊張感あふれる展開は
見ごたえ十分です。
また、世界に暴力的な人が
蔓延する姿は、実のところ
今の世の中に警告を
発しているのではないかと
ちょっと深読みなんか
してしまいます。
世界がいつまでも
平和であることを
願うばかりです。
理不尽な世界観や
シチュエーションスリラーが
好きな方は、
ぜひチェックしてみてください!
主要キャストと併せて観たいおすすめ作品
カリム・ルクルー(ヴィンセント役)
本作の主人公。
デザイン会社に勤める
ごく普通の男性だったが、
ある日突然、目が合った人々から
命を狙われる不条理な事態に
巻き込まれる。
気弱で心優しい性格だが、
生き残るために
必死の抵抗を試みる。
ヴィマーラ・ポンズ(マルゴー役)
ヴィンセントが訪れる
飲食店の店員。
ヴィンセントと出会い
惹かれ合っていくが、
狂気に包まれる世界の中で
彼女自身も逃れられない事態へと
巻き込まれていく。