あらすじ
殺し屋のジミーは、マフィアの老いぼれのように見えるが実は腕利きの殺し屋。
ある日殺人現場を目撃した息子のマイクを救うため、マフィアのボスの息子を殺してしまう。
息子を助けるために、友人でもあるマフィアのボスと対立することに。
感想
映画が始まってから、ジミーはダメダメっぷりを発揮していましたが実は殺し屋っていうギャップ。ダメ親父に見えて実は違う。
そして、マフィア映画ではありがちなダメ息子。どの映画でもおおむねボスの息子はダメな設定が多いのですが、この映画でもボスの息子はダメな息子です。
それでも、マフィアのボスからしたらかわいい息子。友人のジミーの息子を殺すことを決意します。やはり友情よりも家族愛なんですね。
ジミーの息子は立派に自立した大人ですが、運が悪く、ダメ息子にからまれたことでジミーとともに命を狙われるようになります。そして、やはりこういう映画でありがちな設定ですが、かたぎの息子はマフィアの父親が嫌い。
息子は父親を嫌うものの、親であるジミーは息子を助けるために必死にがんばります。実はできる殺し屋のお父さんを応援したくなる映画です。
基本的に、設定としてはオーソドックスな設定になっているので、おおむねの展開などは王道ストーリーのようにも感じるので、ある意味安心してみることができる内容です。
その分、真新しさはあまり感じないかもしれません。
友情に家族愛どちらも大事ですが、その葛藤も描いており、そういうところも見どころになっています。
斬新さはないですが、オーソドックスな展開で、映画としての面白さについても不安はない作品だと思います。リーアム・ニーソンも安定の強さを発揮してますしね。
まとめ
あまり友情が大事だって感じたことはありませんが、友情にもいろいろな形がありますね。家族を優先するのか、友情を優先するのか、そんな選択を迫られる場面がきたらどうしますかね。
私は、たぶん家族を優先しますね。友情との葛藤と家族愛についてちょっといびつな形ではありますが考えさせられる作品だと思います。
キャスト
監督 ジャウム・コレット=セラ
リーアム・ニーソン(ジミー役)
今回も安定の強い親父っぷりを発揮してくれました。
最初のほうはダメ親父過ぎてちょっと心配になりましたが。心配は最初だけでしたね。家族のためなら命を貼るかっこいい親父です。
エド・ハリス(ショーン・マグワイア役)
息子のことはダメだとわかってはいるものの、やはりかわいいんですね。
実の息子は。どんなに息子に落ち度があっても、手を出された以上はきっちり仕返しをする、ある意味家族思いのマフィアのボス。
ビンセント・ドノフリオ(ジョン・ハーディング刑事役)
ジミーの殺しを暴きたい警官。何か、汚職警官かと思いきや、実は違うできる刑事でした。作品中でも重要な役割を担ってくれます。
ジョエル・キナマン(マイク役)
親父をものすごく嫌っている息子。思いがけず、事件に巻き込まれてしまう、ちょっと運が悪いジミーの息子。