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デス・ウィッシュ ネタバレ映画感想

あらすじ

外科医のポールの家族は、強盗に襲われ
妻は死亡、娘も意識不明の重症となる。
警察が捜査を行うが、一向に捜査が進まない。
しびれを切らしたポールは、自ら犯人を捜すことを
決意する。

感想

家族を殺された遺族は、おそらく誰しも
犯人を殺してやりたいと考えるのかもしれません。
それを体現したのがこの映画かなと思います。
個人的には、もし自分が誰かに殺されたとしても
そのために、人を殺すということは、家族には
して欲しくないと思いました。

ポールは、最初こそ警察に捜査を委ねますが、
進展しない捜査にしびれを切らして、自ら銃を
手に入れ、夜な夜な銃の練習をします。
銃も偶然手に入れることができたことも影響しました。
医者としての特権を使いまくります。

ある程度練習をしたポールは、実戦に向かいます。
無理矢理連れていかれそうになる女性を救うために
銃で撃って女性を救うことに成功します。
そのシーンがたまたま撮影されており、
ネットに出回り、物議をかもします。

ポールはこれで味をしめたのかもしれません。
この後も、復讐とは関係なく、悪人を
殺していきます。怖いですね銃社会アメリカ。

そんな中、またまた偶然にも犯人への手がかりが
舞い込んできます。ここでも医者の特権を
使いまくります。警察の脇が甘い気もしますが
なんなく、犯人につながりそうなものを
死体から奪うことに成功します。

そこからは、それを足掛かりに、
犯人の元に向かいます。犯人もさっさと
撃てばいいものを、何か言っているうちに
逆に自分が殺される羽目になります。

一番かわいそうだったのは、自動車の整備を
行っていた犯人の一味の一人。
医者の技術も使い苦しめられたうえ、
最終的に、車につぶされるという始末。
復讐にかかると、ここまで人は
残忍になれるのでしょうか。

復讐を続けたポールですが、弟の説得と
娘が意識を取り戻したこともあり、
自ら復讐を行うことをやめます。
たぶん表向きです。
最後、犯人が復讐のため
ポールの自宅を襲撃しますが、
ポールも返り討ちするために自宅の銃を
強化していました。なかなかすごい武器を
机の中に隠しておき、犯人を見事にやっつけます。

最後警察は、これまでの犯行もポールだろうなと
わかったうえで、とがめないことにします。
まあ、証拠がないですからね。
そんな忖度もあり、めでたしめでたしで終了します。

まとめ

銃社会のアメリカについて個人的に考えてしまう作品。
暴力には暴力で返すというのは、あまり褒められた
ものではないですが、まあ、エンターテイメント
ということで。

おすすめ度 ★★

人生の教訓にしようと思ったこと

  • 銃なんてない世の中が一番
  • 犯人への手がかりが見つかったらすぐに通報
  • 強盗がきても抵抗しない

キャスト

監督 イーライ・ロス

  • ブルース・ウィリス(ポール・カージー役)
    ダイハードのイメージしかないので、
    医者ってイメージがわきません。
    医者っていろいろな犯罪に関わる
    患者も扱うんですね。

 

  • ビンセント・ドノフリオ(フランク・カージー役)
    兄からお金を借りたりしているところを見ると
    ちょっと問題も抱えていたんだなというところも
    ありますが、家族愛はすばらしく、兄のことも
    その家族のことも考えることができるすばらしい
    弟だと思います。

 

  • エリザベス・シュー(ルーシー・カージー役)
    幸せな生活を送っていたものの、強盗に
    殺されてしまう。お金持ちはやはり狙われる
    運命なのでしょうか。金持ちになっても
    ひっそりと生きたいと思いました。

 

  • ディーン・ノリス(レインズ刑事役)
    ポールが犯人と疑いつつも、見事な忖度で
    見なかったことにしてくれる
    物わかりのいい刑事。
    臭いものには蓋をするタイプは嫌いではない。

 

  • カミラ・モローネ(ジョーダン・カージー)
    強盗がきたときに、暴れたことが原因で
    きっと母親は殺されたんではないかと。
    もし大人しくしていれば、死ぬことも暴行を
    受けることもなかったかもしれません。
    あれだけのことがありながら、見事に普通に
    社会復帰できる精神力はすばらしいですね。

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