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Fukushima 50 ネタバレ映画感想

あらすじ


2011年3月11日に起こった地震により、津波が発生。津波の影響により、原発の電源も失われてしまう。最悪の事態を防ぐため、原発の作業員たちが全力で対応にあたる。

感想

2011年3月11日の東日本大震災での事実に基づいたもの。視点としては、原発作業員側から見たものとして描かれている。どうしても偏った視点での映像作品ではあるため、すべてが事実であるとはいえないが、できる限り事実に忠実に作成をしたのではないかと思われる。

原発というのは、安全に稼働していれば特に問題はないが、一度事故が起こってしまえば、それはもう人の手に負えるようなものではないのだなと改めて考えさせられる映画だった。

そして、そんな危険なものに対しての安全管理というものに関しても、政府も東電の本店の方も、現場の作業員の方も、もっと考えておく必要があったのではないかと思う。

絶対の安全性が確立できない以上は、リスクが大きすぎる原発の稼働というのは、やはりよく考えないといけないということも考えさせられるものだった。

映画としては、現場の人間の感情などよく描かれていたと思う。現場と本部との温度差というのも、やはりどこか発生してしまうもので、そういうものも表現されており、1人1人演じている役者の方の演技がすばらしかったと思います。というか、出ている俳優がわりと豪華です。

まとめ

現場の作業員の視点でとはなるが、後世にこういうことがあったんだよという1つの記録として残す映画としては、非常にいいものであると思います。

政治的なものにも関わるものなので、あまりこういうところで書くのもあれですが、やはり原発という、人の手でコントロールが
効かないようなものに関しては、手を出すべきではないと思う。

100%の安全確保ができなければやはり難しい。代替エネルギーを何か開発して、原発に頼らないくてもエネルギーを作り出すことが必要だと個人的には考えます。

映画を見て、現在の福島第一原発の状況なども気になりましたが、事故の状況や現在の状況などがまとめられていたので、参考までにリンクを貼っておきたいと思います。

キャスト


・監督 若松節朗

・佐藤浩市(伊崎利夫役)
当直長として、最後まで現場で対応をするという強い意志で対応にあたる。リーダーとして本当に素晴らしい。

・渡辺謙(吉田昌郎役)
福島第一原発の所長として、未曽有の事故に立ち向かう。こういう事故が起こると現場の責任者というのは、本当に大変。実際の吉田所長も気が強かったようですが、そういうキャラをよく演じていたと思います。

・吉岡秀隆(前田拓実役)
1号機に10年携わっていたからと言って命の危険性があるのに、作業に名乗り出たりというのは本当に勇気ある行動だと思う。
それよりも吉岡さんを久しぶり見た気がしますが、いつの間にかいい年齢になってたんですね。

ディフィンドフューチャー

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