あらすじ
宇宙に興味を持つ水沢恵は、ある講演会に参加したことをきっかけに宇宙科学研究所に誘われることに。
研究所に入り、探査機はやぶさの打ち上げに関わっていくことになる。
ネタバレあらすじ感想
冒頭のわかりやすい説明
最初から、ミッションについてわからない視聴者向けでしょうか。
非常にわかりやすい講演会の内容を見せてくれます。
実際に、なんとなくわかりやすく、これをみれば、はやぶさの目的や
計画全容がわかります。
そして、この講演でのきっかけがもとで、研究所に誘われるという
まさかの展開ですが、なんでも行動すれば、何かにつながるという
見本のような展開になります。本当にこういうことがあり得るかは
わかりませんが。
様々なトラブル
はやぶさの打ち上げから、戻るまで本当に様々なトラブルに
見舞われますが、それをどう解決したのかをやっています。
これは短期間ではなく、本当に長い年月をかけて起こったことですが
全員が知恵を出し合い、乗り越えてきたことがよくわかります。
予算の打ち切りや打ち上げのための、地元住民からの協力など
本当に一部だとは思うのですが、様々な困難があることがうかがえます。
成長する人々
トラブルを乗り越えつつも、主人公自身も成長していくことが
描かれていきます。長いミッションであるがゆえ、
最後までミッションに携われない方もいるという
苦い部分も描かれます。確かにそれだけの長い期間ですが、
最後の最後まで関われないかたもいるでしょう。
また、先人の研究者たちから受け継がれてきたものも描かれます。
そういうこれまでの想いがつながって、成功につながっていくという
ことを描いているのではないでしょうか。
主人公自身も、死んだ兄への想いと
自分自身の宇宙へかける想い、それについても明確になっていきます。
携わった人それぞれの想いを胸に、みんなが成長していくんでしょう。
はやぶさの帰還
はやぶさの帰還についても、途中で通信が途切れたり、
難しい判断を迫られたこともありました。そういう困難を乗り越えた
帰還です。本当に様々な人の想いがあることがわかります。
実際にあったことですが、本当にこの映画では表現できないような
感動があったことでしょうか。探査機自体は最後に燃え尽きて
しまいますが、思い入れがあるので、最後に燃え尽きてしまうのも
携わっている人たちは、どういう思いで見届けるのか、
これは携わってみないとわからないことかもしれません。
まとめ
実話を元にした映画です。長い年月かけたことを
短い時間にまとめないといけませんので、その中でいろいろな
人の想いを伝えるのは難しいことかと思います。
それから考えるとよくまとまった映画だと思います。
発送やひらめきも大事ですね。どうすればできるのか
それを考え抜くことが成功のカギになると思いました。
個人的には、糸川英夫の言葉、「失敗は成果」という言葉が
時期的なこともありますが、一番響いた言葉でした。
評価/キャスト
オススメ度 ★★
ジャンル:ドラマ
監督:堤 幸彦
出演:
竹内結子(水沢役)
講演会をきっかけに研究所に誘われる。
ある意味、人生何がきっかけになるか
わからないということを体現している。
西田敏行(的場役)
水沢を研究所に誘う。
責任者としてのプレッシャーはどれほど
なんでしょうか。いろいろなところでの
関係をうまく調整していく難しい役割。
高嶋政宏(坂上役)
水沢の良き先輩という感じでしょうか。
途中で、研究所から抜けてしまいますが、
なぜか最後は水沢と一緒にいるという不思議。
自費できたのでしょうか。
佐野史郎(川渕役)
決断力が問われる場面が多々ありましたが、
現実でもそうだったのでしょう。
いろいろな場面で、いろいろな判断に
迫られると思いますが、現実的な
立場としては、本当に大変な立場だと思います。