あらすじ
ダニエルは、IQ170の天才で、タイムトラベルの研究に没頭している。
ある日、ビルの屋上で何者かに襲われ、恋人が亡くなり、
ダニエル自身も怪我を負う。
襲撃者は「今度はもっと急げ」と謎の言葉を残し、
ビルから飛び降りる。恋人を救い、犯人を突き止めるため、
ダニエルは、研究していたタイムトラベルを完成させる。
予告
この映画の３つの見どころ
この映画の３つの見どころ
- 緻密でスリリングなタイムループの展開
- 人間ドラマと感情の深み
- 驚愕の結末と考察の余地
緻密でスリリングなタイムループの展開
タイムトラベルを軸にしたストーリーで、
過去と未来の因果関係を上手に描いている。
ダニエルが時間を遡る中で、観ている側は
「次はどうなる？」とハラハラする展開に引き込まれる。
時間を遡るごとに明らかになる
新たな手がかりや意外な繋がりが、SFファンやサスペンス好きを魅了する。
人間ドラマと感情の深み
ダニエルの恋人を救いたいという切実な動機や、
過去の父親の死にまつわる謎が、
物語に強い感情的な軸を与えている。
テクノロジーと人間の愛や喪失が交錯するシーンは、
観ている者の心を打ち、単なるSFを超えた共感を呼び起こす。
時間を遡るたびに、思いがけない事実も判明していき
過去を変えることの難しさも、人間ドラマとともに表している。
驚愕の結末と考察の余地
映画の終盤で明らかになる真実は、
ある程度最初に予見できるものの、
そこに至る過程は、観る者の予想を裏切る衝撃的な展開。
一度見終わった後も、この後の展開を
繰り返し考えたくなる余韻を残すストーリーとなっている。
ブログでの考察や議論は大いにできるさく品。
映画「トランス・フューチャー」全体の感想
タイムループのスリル：自分自身との戦いが心を掴む
「トランス・フューチャー」は、タイムトラベルを軸にした
サスペンスの緊張感が最大の魅力です。
何となく、結論のイメージはできるのですが、
ダニエルが恋人の死を防ぐため、過去へ行き、
どのようにして、その結論に至るのかは、まるでパズルを解くようなドキドキ感がある。
時間を遡るごとに、１つ１つの場面で、未来と過去がうまくつながっている。
過去に戻るたびに、過去に起こったことが、伏線のように順に回収されていく。
そうして、最終的に、犯人が誰かと言う事実にまで到達する。
タイムパラドックスの複雑さをシンプルな演出で表現している映画でした。
しかし、疑問が残ったこともある。
ダニエルが、最終的にすべての殺人に関わっていくことになるのだが
どうして、そういうことになったのか、
人を救いたくなったという理由だけでは、やや説明がつかないこともある。
愛と喪失の人間ドラマ：ダニエルの葛藤に涙
SFの枠を超えて心を打つのは、ダニエルの恋人への愛。
これだけ強い愛がダニエルのタイムトラベル理論の完成へと結びつけている。
愛は偉大だなと思う。
愛がタイムトラベルに導くというのは、他の映画でも見られること。
映画「タイムマシン」や「バタフライ・エフェクト」を思い出させる作品です。
さらに、ダニエルを献身的に支える
姉のサポートも、物語に温かみを加え、家族の絆を強調している。
この姉のキャラクターが、すごく好感が持てる人物でした。
衝撃の結末と考察の余地：運命は変えられるのか？
過去は変えられるのかというところで行くと、
映画の展開を観る限り、過去は変えれないのではと思ってしまう。
ただ、次は急げという言葉があるように、恋人を救うために
もっと急ぐ過去という展開はありえなくはないので考察の余地はあります。
例えば、恋人が死んだあとに、もう一度死ぬ前の過去に戻るというのも
１つの方法でありえるし、それでも最終的には、失敗してしまうのかもしれません。
最終的に、前述の「バタフライ・エフェクト」のように、恋人に出会わない
という世界線にたどり着くのかという展開も予想しましたが、
物語は、そこまでは結論着けずに終わったので、想像の幅が広がる映画になりました。
トランス・フューチャー キャスト紹介
ブルーノ・ガリアッソ（ダニエル役）
ＩＱ１７０で、タイムトラベルを実現した天才主人公。
恋人の死を防ぐため、タイムトラベルをするも
最終的に原因が自分にあるという結論に行きつく。
浮気相手が自分と言うのはどんな気持ちだろうか。
タイムトラベラーの集いを開催した時には
チラシを集いの開催後にまくことで
本物のタイムトラベラーを探すという発想は
なかなかに興味深い試みだった。
ビヤ・アランチス（マリア役）
ダニエルと付き合いつつ、ダニエルに不満があり
未来のダニエルと浮気するという
どんだけダニエルが好きなんだよとツッコミたくなる。
恐らく、未来ダニエルと付き合っても
うまく行かない気がしてならない。
全く話は変わるけど、パッと見て、仲 里依紗に見えた。
ブランカ・メッシーナ（シモーネ役）
ダニエルの姉。弟への理解が素晴らしい。
弟の才能を認めて、タイムトラベル理論何て
現実離れしたことも信じてくれる、愛情が深すぎる。
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