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あやしい彼女 ネタバレ映画感想 見た目は20歳、中身は73歳のおばあちゃん!

(C)2016「あやカノ」製作委員会 (C)2014 CJ E&M CORPORATION

あらすじ

口が悪く、近所の人たちからもどこか避けられている瀬山カツ。

ある日、娘とケンカをして家を出ていく。

そんな時にある写真館を見つけて写真を撮ることに。
店を出るとカツはなんと若返っていることに気付く。

若返ったカツは、新しい人生を楽しむことに。

予告編


あやしい彼女
■Prime Video
あやしい彼女
監督 水田伸生
出演 多部未華子

感想

演技力が光る

まず見どころの1つとして、倍賞千恵子さんと多部未華子さんの演技力が光る映画だと思いました。

同じ人物をこの2人が演じるのですが、老年期を演じる倍賞千恵子さんも、毒舌の近所のおばあちゃん役が上手。

多部未華子さんも、おばあちゃんが、年だけ若くなったところを違和感なく演じている。

多部未華子さんは他の映画を見る限り、時々どこか年寄りくさい言い回しをすることがあります。そのため、その部分がちょうどこの役にマッチしているという可能性も否定できないです。

でも役どころとして、2人ともぴったりだと思いました。

歌声に聞き入ってしまう

歌もこの映画の魅力の1つです。

よくよく冷静に聞くとそんなに上手ではないんですが、映画の世界に入り込んでいる状態で聞くと多部未華子さんの歌声が非常にいいですね。

これは歌声だけではなく、曲がいいという部分もあるとは思いますが、昭和の歌謡曲の良さをあらためて感じることができます。

魂に響く?というような表現がありましたが、まさにそういうことだと思います。

カツがこれまで経験してきたこと、それをうまく歌にのせて、聞く人間の心に響かせている、そういうことが本当によく表現されていました。

母娘の絆の深さ

この映画のラストでは、母娘がお互いに本当の気持ちや思いを知ることで、絆が深まるという非常にいい話でまとまっています。

親の苦労子知らずと言いますが、まさにそういう部分ですね。

子どものための苦労はいとわない母親。

ずっと自分のせいで幸せになれなかったと母親が悔いていると思っていた娘。

母がどういう思いで自分を育ててきたのか、その思いを初めて娘が知ります。そして、母娘は改めてお互いに感謝の気持ちを素直に伝えることができるという素晴らしい展開でした。

映画で使われる音楽

この映画の魅力の1つはやはり音楽にあると思います。
映画の中で歌われた曲をご紹介します。

見上げてごらん夜の星を

坂本九さんが歌った曲で、昭和38年に発表された曲です。

映画の中では、この歌を歌っている時にプロデューサーの目に止まることになります。

真っ赤な太陽

美空ひばりさんが歌った曲で、昭和42年に発表された曲です。

映画の中では、路上ライブで歌ってますね。

悲しくてやりきれない

ザ・フォーク・クルセダーズが歌った曲で、昭和43年に発表された曲です。

映画の中ではTVの音楽番組で歌ってました。

「帰り道」

anderlustが歌う曲で、あやしい彼女の主題歌でもあります。

映画の中ではロックフェスで披露する曲でした。

いずれの曲も名曲です。

映画を見るときっと聴きたくなると思います。

 

まとめ

年を取ってから若返って、もう一度人生をやりなおすというワクワクするような気持ち。

たった1つの恩を忘れずに、ずっと感謝し続ける幼馴染の次郎を通じて知る義理と人情の大切さ。

そして親の愛情の深さ。

楽しい展開から、少し切なくなるところまで、人情味が溢れ、最後まで見どころいっぱいの映画だったと思います。

キャスト

監督 水田伸生

多部未華子(大鳥節子役)

カツが若返って、偽名を使って生活していく。

オードリー・ヘップバーンから、とって命名。咄嗟に着けたわりに、きれいな名前になっている。

倍賞千恵子(瀬山カツ役)

毒舌なばあさん。近所にいると嫌われそう。

そんなキャラだが娘のために、本当に一生懸命に生きてきて、愛情とツボ押しで娘の病を治す強者。

要潤(小林拓人役)

音楽プロデューサー。節子の歌に惚れ込みスカウトする。

節子たちが、成功しているところを見ると、プロデューサーとして見る目は一流。

志賀廣太郎(中田次郎役)

カツから受けた恩を忘れず、周囲の誰がなんと言おうと、カツのことを一番大事に思っている。

北村匠海(瀬山翼役)

中身のない音楽を節子から咎められ、大きく路線変更。

もう音楽性の違いでバンド解散してしまうんじゃないかと心配してしまうくらいの変更。

あきらめないことを節子に説教され、無事に曲を完成させるが、本番前に交通事故?にあってしまう。

血だらけで会場にきていましたが、ひかれた人が現場からいなくなった場合は、ひいた側の人間は罪に問われるんでしょうか。それがちょっと気になりました。

車に引かれたら大人しくしてないと危ないです。

小林聡美(瀬山幸恵役)

母親の過去を調べていくうちに、母親がどんな思いで育ててくれたかを知っていく。

編集長の座を奪われたものの、そのポジションに就けると言うことは、なかなかの優秀な人なんだなと伺い知れる。

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