あらすじ
明菜と悠真は、有名な心霊スポット犬鳴トンネルにやってきた。
トンネルを抜けると廃村があり、そこで明菜と悠真は奇妙な体験をする。帰宅後、明菜がおかしな行動をとるようになり、悠真は姉の奏に相談を持ち掛けるが、突如明菜は自殺する。そして、奏の周囲でおかしな出来事が起こり始める。
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感想
犬鳴峠を扱った題材ということで、これは福岡県民としては見ないといけないなと思いまして今回鑑賞しました。実際の犬鳴トンネルには行ったことはないですけど。福岡県内では有名な心霊スポットですね。
ダムに沈んだ犬鳴村とそれに関係した森田家のつながりのお話です。まさか、タイムトラベル物だとは思いもしませんでした。これは予想外でしたね。
全編を通して、ホラー映画のわりにあまり怖くはありません。一番怖いシーンは、奏が運転中に上から明菜が降ってくるシーンですね。この映画の中で怖さのMAXはここだったと思います。
あとは、劇中で犬鳴村の村人の亡霊なんかも出てくるのですが、何か動きがゾンビのような動きをしていて、ちょっと違和感。集団で出てくれば怖いわけじゃないなと思いました。
最後に追っかけてくる女の人も、立ち上がり方が何かダンスみたいでちょっと面白いと思ってしまってあまり恐怖がない。
主人公の森田家が、村人にひどいことをして、ダムに沈めたことが原因で、その村人の怨念が森田家にふりかかっているような話でしたが、冒頭から森田家の長男悠真と交際しているだけの明菜が犠牲になったり、悠真に無理矢理犬鳴村に連れていかれた友達3人が犠牲になったり、なぜか森田家以外の人が亡くなってしまうのがよく理解できない。
そして、奏の前に現れた犬鳴村の若者。あの人は結局生きてる人だったのか幽霊なのか。
あれを見る限りは、幽霊のようには見えない為、どうやったかわからないけれどタイムスリップしてきたことも考えられる。そう考えると、なんだかこの話がSFホラーみたいな感じになってしまいます。
現代から犬鳴村にタイムスリップする方法は、深夜2時に鳴る電話ボックスの電話に出てから、犬鳴トンネルを抜けることのようです。この方法で奏も犬鳴村にたどり着きます。
そして、なぜか生かされている、森田家の兄弟。関係ない人はすぐに殺すのになぜ恨みが強いはずの森田家は活かしてしまうのか。村人の目的が今1つわからない。
そして、犬鳴村で若者から託された子供。結局これが奏のおばあちゃんみたいなんですが、結果的におばあちゃんを奏が助けて、時間がつながるみたいな感じになりましたが、今一つ、このつながりがよくわからない。
この流れだと、奏の母親も何かしらの特殊能力があってもいいものですが、母親からも何も語られないことについても疑問がわいてしまいます。
なんだかつじつまの合わない、不思議だらけのお話でした。
まとめ
あまりホラー映画としてみるとがっかりしてしまう気もします。
ジャンルとしては、SFホラーサスペンスみたいないろいろ混じった作品です。
本物の犬鳴峠は噂でいろいろ聞きますので、本当に面白半分ではいかない方がいいかと思います。
キャスト
監督 清水 崇
三吉 彩花(森田 奏役)
霊感が強い子。弟と交際相手が犬鳴村に行ったことをきっかけに
トラブルに巻き込まれていく。普通の人には見えないものが見えて大変そう。
坂東 龍汰(森田 悠真役)
明菜の敵討ちのような感じで、再度犬鳴トンネルに行くが友人3人は殺され弟も一緒に誘拐されるという、失態ばかりが続く。そのためか最後は自己犠牲に走る。最後は白骨化してないとおかしいと思うんですけどね。
古川 毅(成宮 健司役)
どうやって現代に出てきたのか、映写機とかどこから持ってきたのか。いろいろ疑問が多い人。
宮野 陽名(摩耶役)
子どもを連れていかれてかわいそうな人。
ほんと動きがゾンビ→ダンサー→猫みたいな感じになって今一つ怖さが伝わらない。
大谷 凛香(明菜役)
能天気に心霊スポットに行くと、とんでもない目に合うんだよという人の典型。
子どもお腹にいたのにそんなところにいったらだめでしょう。
映画を見るのにおすすめなサイト
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