ドラマ ファンタジー 映画

スイス・アーミー・マン ネタバレ映画感想。おならで海を渡る狂気と感動

死体との友情が、人生を救う?


(C)2016 Ironworks Productions, LLC.

無人島で遭難し、自ら命を絶とうとしていた青年ハンク。

そんな彼の前に現れたのは、波打ち際に打ち上げられた一体の「死体」でした。

死体から放たれる「おなら」を動力源に海を渡るという、

 

あまりにもシュールな幕開けから始まる本作。

奇妙な友情と美しくも狂った映像世界へようこそ。

 

映画『スイス・アーミー・マン』の作品情報とあらすじ

基本情報

  • 公開年:2017年
  • 監督:ダニエル・シャイナート ダニエル・クワン/li>
  • 上映時間:97分

あらすじ

無人島に一人取り残され、孤独に耐えかねて首を吊ろうとしていたハンク。

まさにその時、波打ち際に一人の男が流れ着きます。

期待して駆け寄るハンクでしたが、男はすでに事切れていました。

しかし、その死体は尋常ではない量のおならを噴出しており、

ハンクはひらめきます。これを使えば島を脱出できる!と

ハンクは死体にまたがり、おならの推進力で

ジェットスキーのように大海原へと漕ぎ出すのでした。

 

予告

予告編

 

この映画の3つの見どころとまとめ

この映画の3つの見どころ

  • 「死体」という名のスイス・アーミー・ナイフ
  • 「生」を再定義するピュアな対話
  • 圧倒的な映像美と「ヒューマン・オーケストラ」

 

「死体」という名のスイス・アーミー・ナイフ

ダニエル・ラドクリフ演じる死体「メニー」は、

物語が進むにつれて驚異の多機能ぶりを発揮します。

 

・口から飲み水を噴水のように出す。

・勃起した股間がコンパスになる

・指を鳴らせば火がつく

・口から物体を弾丸のように発射する。

 

この**「便利すぎる死体」**という設定を、

大真面目にシュールな映像で描き切るセンスが圧巻です。

 

「生」を再定義するピュアな対話

記憶を失っているメニーは、

ハンクに「愛とは何か?」「羞恥心とは何か?」

と問いかけます。

 

ハンクが世の中のルールや、好きな女性への想いを説明していきますが、

下ネタのオンパレードでありながら、

その実、哲学的な対話劇となっているギャップが魅力です。

 

圧倒的な映像美と「ヒューマン・オーケストラ」

全編を通して流れる音楽は、楽器をほとんど使わず、

出演者の歌声や手拍子、環境音を重ねた「アカペラ」を基調としています。

 

これがハンクの脳内を表現しているようで、

幻想的な森の映像と見事にマッチしています。

泥臭いサバイバルのはずなのに、

どこかキラキラとした魔法のような時間が流れています。

 

【まとめ】変態的で、最高に美しい愛の物語

結末において、メニーはついに「生きた人間」のもとへ辿り着きますが、

ハンクの異常性が周囲に露呈してしまいます。

 

しかし、最後にメニーが再びおならを噴き出して

海へ帰っていく姿は、自分らしく生きることが大切という

強烈なメッセージだったのではないかと思います。

今まで味わったことのない奇妙な感情を体験させてくれる稀有な作品です。

 

サンダンス映画祭では、あまりの奇抜な設定に

途中退席者も出てしまったとのこと。

そんな作品をまだ見てない人はぜひご鑑賞ください。

 

スイス・アーミー・マン キャスト紹介

ポール・ノダ(ハンク役)

孤独な青年。繊細な演技に定評のあるポール・ダノが、

狂気と切なさを抱えた主人公を熱演。

 

ダニエル・ラドクリフ(メニー役)

万能すぎる死体。ハリー・ポッターのイメージを粉砕する、

ほぼ「体当たり」の怪演を披露。

 

メアリー・エリザベス・ウィンステッド(サラ役)

ハンクがスマホの待ち受けにしていた

憧れの女性。物語の鍵を握る存在。

 

『スイス・アーミー・マン』の世界にどっぷり浸かろう!配信や購入はこちら#PR

Primevideo30日間無料サービスに登録する

 


スポンサーリンク

-ドラマ, ファンタジー, 映画

© 2026 映画レビューと感想|なごむブログ Powered by AFFINGER5