この映画をおすすめしたい人
- サスペンス映画が好きな人
- 犯人探しより、その動機・背景が気になる人
あらすじ
爆弾を仕掛けたという
一本の電話がテレビ局に
かかって来た。
半信半疑で中継に向かった
テレビ局の契約社員の来栖は
その場に居合わせた女性とともに
犯人の要求に従って
行動していくことに。
感想
大迫力の爆発シーン
サスペンス映画としては
割と犯人が早めに
想像できてしまいます。
犯人は誰だというよりも
その犯行に至るまでの
各々の心情が強く描かれています。
それとは別に見どころなのは
渋谷のビルの爆発シーンです。
大迫力なのでこれだけも見応え十分。
現実であれば、あれほど規制が
緩くないだろうなとも思います。
しかし、規制や個々の認識が甘い場合
この映画のように、爆破予告先に
人が集まり、爆発に巻き込まれるという
ことも大いにありえるように思いました。
ちょっとしたテロへの
啓蒙活動の映画みたいです。
爆破予告があったところに
近づくのはぜひやめましょう。
理解が追いつかないシーンが多発!?
①この人は誰だ?ってなる。
まずは、過去シーンの現在のシーンで
同じ役どころでも役者を変えているので
正直、誰なのかがわかりにくい。
そのため、初見だと、
突然の過去シーンの挿入に
何がなんだかつながらないことがあります。
②犯人との関係性が不透明
犯人と思われていた人と
本当の犯人のつながりが
けっこうわかりずらいです。
先輩、後輩のつながりも
あったのだとは思うのですが
犯行を止めようとしたのか
そのあたりの心情が今一つわからない。
止めたいのであれば、
犯行を止めるタイミングは
たくさんあったようにも思えます。
③自宅に置き去りにした理由
こいつが犯人かと女性が疑い
疑いをかけた相手の家に
行くのですが、
何故かわかりませんが、
この人を自宅に置き去りにして
家を出て行くシーンがあります。
なぜ、自分を疑っているような
人間を自宅に置いてきぼりに
できるのか、不思議でなりません。
④犯人の動機
犯人としては、首相が戦争と言うものを知らない
ことに怒りを覚えて
爆破テロをたくらんだようです。
ちょっと動機として弱い。
総理が割とまっとうなことも
言っている気もします。
爆破犯まで犯人を突き動かすには
ちょっと動機が弱い気がしました。
少し身勝手すぎる気がします。
まとめ
上映時間が短いのですが
その分細かい描写を
描ききれなかったのかもしれません。
もう少し個々について
深堀できると思しろい
仕上がりになったのえはないでしょうか。
キャスト
監督 波多野 貴文
中村 倫也(須永 基樹役)
あまりしゃべらないので
犯人と疑われてしまう。
もう少し周りを頼ると良かったのでは。
実は母親思いのいい子。
佐藤 浩市(朝比奈 仁役)
家庭内暴力をしていて
家を出て行ったようですが
そのあたりの動機がよくわからない。
そんな悪い父親の割には
息子の心配はしているらしく
過去のシーンと現代の
ギャップがある父親。
石田 ゆり子(山口 アイコ役)
夫に身を手段を鬼のしごきで
習得させられるという
そんな仕打ちを受けながらも
夫の元から離れないのは
ある種の洗脳でしょうか。
そのためか、犯行の動機も
私怨が入りすぎて共感できず。
やはり洗脳されていたのでしょうか。
西島 秀俊(世田 志乃夫役)
ちょっとした雰囲気から
怪しい人を見破れる
観察眼に優れた人。
広瀬 アリス(高梨 真奈美 役)
須永の自宅をどうやって知ったのかな?
須永の自宅からピンポイントに
書類を良く見つけたな
などと、ちょっとツッコミどころがある。
野次馬根性を見せて
爆発に巻き込まれたあげく
友だちも犠牲にしてしまう。
反面教師代表のような人。
加弥乃(印南 綾乃役)
高梨に振り回されている
かわいそうな人。
デートの誘いも断られ
渋谷の爆発にも巻き込まれる。
すべては高梨のせい・・・。
井之脇 海(来栖 公太役)
爆破の犯人に仕立て上げられ
顔までメディアにさらされる。
正直メンタル強すぎだと思う。
個人的に渋谷の爆破の時点で
発狂してしまう。
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