あらすじ
勉強も運動も得意ではないけれど、とにかくやさしい町田君。
授業中にけがをして保健室に行ったことがきっかけで
クラスメイトの猪原さんと知り合う。人に優しい町田君と人が嫌いな猪原さん。
そんな2人のお話。
感想
とっても優しい世界が繰り広げられます。
要は、町田君と猪原さんの恋愛の話なんですが、お互いに不器用だから
なぜかすれちがってしまう。
人嫌いな猪原さん(思ったほど人嫌いなエピソードはないんですけどね。)は、
町田君を好きであるということが、最初は気付かずに、徐々に気付いていく
でも、人が嫌いと自称しているのに、この感情を認めたくないという
ましてや、町田君になんてという考えがあるのでしょう。
町田君は、誰にでも優しくしているので、猪原さんへの自分の
感情が全くわからず、それが明確に好きなんだ、特別な存在なんだと
気付くまでにかなり時間を要してします。
そういう感情のずれが、見ているこちらからすると
ちょっとやきもきしてしまう部分である。
町田君のために、町田君に助けられた人が手助けするシーンは
本当に優しい世界。やさしさの連鎖が広がればいいなと見ていて
平和な気持ちになりました。現実世界でもこうありたいものですね。
そういう、不器用な2人を描いていて、そういう緩い雰囲気も
なんだか初々しい雰囲気も良い映画でしたが、
最後の最後で、風船で空を飛ぶという、ギャグ?ファンタジーのような
要素を取り込んでしまったことが残念でした。
完全にない・・・とも言えないんですが、飛ばなくてよかった気がします。
そうでもしないと猪原さんを追って、間に合わせることが
できなかったんでしょうか。ほんとにここだけ個人的には残念でした。
まとめ
人に優しくなりたいとき、優しい世界に浸りたいとき
ちょっと心がすさんだなってときにはおすすめです。
おすすめ度 ★★★
人生の教訓にしようと思ったこと
キャスト
監督 石井裕也
本当に誰にでも優しい子。素晴らしいと思います。
こういう心の持ち主でありたいです。
運動が苦手という設定のためか、ちょっと極端に
変な走り方してましたが、ややおおげさかなと思いました。
この俳優さんの名前は読めなかったです。
読みやすい名前がいい気がします。本名でしょうか。
人嫌いという割に、それほどでもないように思えます。
親の不倫の影響を受けて、そうなったようですので、ある意味被害者ですね。
町田くんと一緒にテンパってるのもいいですね。
自身の認めたくない感情に振り回されてる感が良く出てました。
ちょっと空気読めない嫌な奴でしたが、町田くんのおかげで改心。
思いやりの心は大事ですね。
以外にキーパーソン的な役割でしたね。
猪原さんのライバル的な感じになりそうでならない。
一途な感じが、現実にいたらちょっと重いかなと思います。
この役ははまり役だったと思います。
友達とつぶやく一言一言がいい感じでした。
キャラ的に好きでした。