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カイジ ファイナルゲーム ネタバレ映画感想 シリーズ最終作品?


(C)福本伸行 講談社/2020映画「カイジ ファイナルゲーム」製作委員会

あらすじ

派遣会社で働くカイジは大槻から救済イベントバベルの塔へ、自分と組んで参加するように誘われる。
カイジは一攫千金のチャンスをつかむため参加することに。

予告編


カイジ ファイナルゲーム

■Prime Video
カイジ ファイナルゲーム
監督 佐藤東弥
出演 藤原竜也

感想

3作目となる今回は、正直なところ全2作と比べると、ハラハラドキドキ感が少なくて少し物足りなく感じる。逆転劇みたいなところも割とサクサク進むので、大逆転感があまり感じられない。

よって最後に勝利するところで、前2作であったようなスカッと感が感じられなかった。面白くないわけではないけれど、そのあたりが物足りなさを感じる作品。

いつものとんでもない設定のゲームも今回は少し印象が弱いゲームになってしまったのかなと思います。この映画の醍醐味は、このとんでもない設定のゲームにあると思うので、ここの印象が薄くなると致命的なのかなと思いました。

劇中に出てくる伏線を少しずつ回収していくところは面白いかなと思います。そのあたりの話のつなぎはうまくできていると思いました。

ジャンケンゲームもちょっと迫力というかスリルにかけましたね。最後の勝負というところではありますが、おまけ感が出てしまって最後の最後まで、もっとゲームに緊迫感があればよかったのかなと思いました。

前作はやはり、香川さんのインパクトが強すぎたというのもあるのかもしれません。

福士君では、ちょっと悪役としては弱かったのかもしれません。特にこのカイジという世界観では。でも福士君依然と比べたら演技はずいぶん上手になったと思います(素人がこんなこと言ってすみません)。

いろいろ書きましたが、物足りないと言いつつ面白い作品ではありました。

まとめ

前2作で、出し切った感があるのかもしれません。

知らない登場人物が出てきて戸惑うかもしれませんが、まだカイジを見ていないのであれば、この3作目を見てから前2作品を見るのもありかもしれません。

キャスト

監督 佐藤東弥

藤原 竜也(カイジ役)

最後のビールを飲むシーンのセリフはけっこう笑えました。そこだけでも面白かったです。

福士 蒼汰(高倉役)

感想でも書きましたが、以前に比べると本当に演技上手になった気がします。劇中、終始余裕を持っていますが、何だか勝つときも負けるときもなんだか地味で印象が薄い。

関水 渚(桐野役)

ラッキーガールとして、見せ場はほとんどないので、キャラ的に必要だったかどうかは疑問に感じる。キューだしと最後のオチの為に用意されたのでしょうか。

新田 真剣佑(廣瀬役)

感動的なシーンの演出の割には、あまり感動的にもならなくて、これも少し半端なキャラ設定になってしまった気がします。桐野と同じで、なんだか中途半端な感じになってました。

吉田 鋼太郎(黒崎役)

こういう役柄は本当に吉田さんは似合うなと思います。それだけにもっと大逆転時のスカッと感が欲しかったところ。

伊武 雅刀(東郷役)

途中退場してしまいますが、特に退場させなくても別の展開もあったのではないかなと思います。なんだか尽力した割に最後まで救われないキャラでしたね。

天海 祐希(遠藤役)

もはやちょい役になってしまってましたが、ちょい役ながらに重要な役柄。短い登場時間で、最高の役割をはたすというコストパフォーマンスの高い役に収まりましたね。

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