あらすじ
ギャンブルが全ての百花王学園に転校してきた蛇喰夢子。
夢子は、次々とギャンブルで勝利していく。
同時に、反勢力のビレッジについて、生徒会は危険視し
排除するための作戦を実行する。それは生徒代表指名選挙。
夢子たちもビレッジも、選挙に立候補する。
感想
いわゆる伝統ある学校、こういう雰囲気自体は嫌いじゃない。
生徒役の面々も、貴族風の気取った感じの演じ方をするのですが、
こういうの、気高い女性みたいな感じは、かっこ良くて好きだったりします。
そのため、こういう演技を見ているだけで、楽しめました。
学校なのに、授業してないし、先生いないし・・・なんてつっこみどころもあります。
ビレッジも、普通の学校生活を送りたいみたいな感じでしたが、
それならむしろ、退学して普通の学校に通った方がいいのではとか
つっこんでみたくなったり、ギャンブルがメインみたいな感じのわりに
ギャンブルのシーンってほとんどなくて、トランプゲームだけだったり・・・
なんだかんだで細かいことをいろいろ考えると、つっこみどころばかりに
なってしまうんですが、そういうものを全て映画だからで片付けて
割り切ってみてしまえば、気にならないはず。
実際に、ギャンブルの対戦シーンもあるのですが、
いまひとつ、夢子のすごさも伝わらない。村雨さんの強さは
なんとなく伝わったんですが、ギャンブルもの特有の
心理戦みたいなものは、ほとんどないので
こういった部分については、あまり面白さは期待できない。
しかし、本当に雰囲気だけ。1人1人のキャラクターの
個性が強いので、そういう個性を見るだけで楽しめる映画です。
あれこれ難しく、現実的なことを考えてしまう人は楽しめないと思うので
現実離れした雰囲気を楽しみたい方には、おすすめですね。
個人的には、本当の個々のキャラクター全てを楽しめた映画でした。
おすすめ度 ★★★
人生の教訓にしようと思ったこと
いろいろ病んでしまう前に相談しないといけない。
所作から、かっこよさはにじみ出るものだ。
キャスト
監督 英勉
ぶりっこキャラなのかよくわかりませんが、
熱くなりすぎず、冷め過ぎず良いキャラだと思います。
あまり、強さの片鱗は見えにくい。
なんだかんだで、夢子と良いコンビ。
なぜ夢子が鈴井を選んだのかは疑問だけど
ギャンブルをより楽しめるように、鈴井を選んだのかな?
映画だけでは、ちょっと把握できないこともあるのかも。
劇中で、一番暗いキャラクター。
なぜこの学校に残っているのか一番疑問。
賭け事もしないなら、退学すればいいのではと
一番この学校になぜいるのかわからない人だった。
個人的に好きな、THE BOOMの宮沢和史の息子さんということで
何気に、たぶん初めて演技しているところをみたかもしれない。
最初から最後まで、この人の名前は聞き取れず、
あれだけ何回も連呼されていたのに、名前がわからなかった人は
初めてかもしれない。急に、裏切って負けようとしてる
みたいな展開になって、見てるこっちも興ざめ。
裏切らない展開の方が楽しめた気がします。
何か盛り上げ役のような感じだったけど、
変に空回りしているような・・・この学校の
雰囲気に一番合ってなかった。
謎めいた存在ですが、なぞはなぞのまま、映画の中で
対して活躍もなく終わってしまって、正直最後に夢子と
戦うのかと思っていたのに、非常に不完全燃焼させて
くれたボスキャラだった。続編ありきで作ってあるんですね。これ。
見ていて、キャラのしぐさ、声、一番好きだった。
こういうキャラがどうも好みらしい。